グラフィックポート8080について

グラフィッカーの集うまち八尾

グラフィックポート8080(ハチマルハチマル)はグラフィッカーの拠点となるべく生まれました。所在地は大阪府八尾市になります。

私のグラフィックファシリテーションとの出会いは2018年。当時産業振興会議の委員として活動していた私たちの会議に「グラフィックファシリテーター」としてSayo Suzukiさんに2年間とりまとめていただきました。

約2年間の会議で膨大なグラフィックを描いていただいたテーマは「10年後の八尾について」

こういった会議は意見がわかれるもので、通常ちょっと暗い感じで会議は進められます。会議という名の殴りあい、ディスカッションという名の罵声の浴びせあい、罵りあい、そういった会議は多くないでしょうか?八尾市の産業振興会議という場においてそういった場面があってもおかしくない状況の中、グラフィックファシリテーションで導いていただいた手法で、時には笑いながらアイデアが増幅していく様に私は感動を覚えました。

時に言葉で聞くと「なにそれ?」といいたくなる発言もグラフィックにしていただくことで直感的に相手がなにを言いたいか伝えたいかわかることが多々ありました。そうしてできたのが今回の提言書です。八尾の10年後の未来への問いかけとあるべき姿が描かれています。

平成31年度・令和元年度 産業振興に関する提言書「Be Makers! ~創る人になろう!~」

八尾市大松市長への提出の様子はこちら

意思疎通、コミュニケーション。これらは人類が長きにわたり課題としているテーマです。「言ったことをやってくれない」というのは現場でもよく聞く言葉です。言ったけど伝わっていないんですね。コミュニケーションがとれなくなった時代と言われて久しいですがその伝える手法にグラフィックをもちいるビジュアルシンキングは老若男女、年齢の差、男女、障害があるなしに必要不可欠なツールではないかと考えています。今回私が提案したデザインハウス× において素晴らしいセッションがおこなわれました。このツールを使ってもっと世の中の人に役立ちたい。そうシンプルに思いました。

けどまだまだ世の中にはグラフィッカーがたくさんいるわけではありません。また職業としても整備されているわけではありません。目の前にこんな素晴らしいコミュニケーションツールがあるのにまだ誰もしらない。もっともっと世の中にひろめていきたい、世界中の人が難しい問題にも笑顔で話し合えるような場をもっと増やしたい。そう考えて今回 グラフィックポート8080を立ち上げることを決意いたしました。ここではグラフィッカーを登録し、ビジュアルシンキングを必要としている現場にグラフィッカーを派遣する役割を担います。同時にグラフィッカーを育て、クオリティをあげていく機能も備えています。

ぜひ、この想いに賛同いただければ幸いです。

グラフィックポート8080 プロデューサー 山田 紘也